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エアコンの電気代を安くする方法!

エアコンの電気代を節約する方法

家電における消費電力がダントツ1位のエアコン。
夏の猛暑日や冬の厳しい寒さが続く時には大活躍のエアコンですが、 出来ることなら電気代を安くしたいですよね。

今回はそんなエアコンの電気代を安くするための方法をご紹介したいと思います。

「どうすればエアコンの電気代が削減できるか」を一緒に見ていきましょう!

エアコンの電気代は1時間いくら?

皆さんはご自宅が使用しているエアコンの、1時間にかかる電気代がどれくらいなのかご存じでしょうか?

1時間あたりのエアコンにかかる電気代は
消費電力(kW) × 電気代単価(円) = 1時間の電気代(円)
で求めることができます。

消費電力?電気代単価って何?という方のためにご説明すると、

消費電力とは、電化製品を使う時に使用する電力のことで、W(ワット)や、kW(キロワット)の単位で示されます。

一般的に電気製品本体に貼られた性能を記載したシールや、説明書などに記されているので、確認してみてください。

電気代単価とは、1キロワット時(kWh)あたりに消費される、電気料金のことです。

全国家庭電気製品公正取引協議会が公表している「新電力料金目安単価」によれば、1kWhあたりの平均的な電気代は31円です。

しかし、目安単価は各地域を管轄する電力会社によって異なりますので、まずは現在ご契約されている電力会社の電気料金をご確認ください。

エアコンの電気代が高いのは何故?

ではなぜ、エアコンの電気代は高いのでしょうか? それはエアコンが他の家電よりも圧倒的に電力を使うからです。

エアコンは空気を圧縮機で圧力をかけたり、減圧機で減圧しながら暖かい風、涼しい風を作ります。 この作業にはかなりの圧力が必要なので、多くの電力が必要になります。

なので、室温がエアコンが設定した温度になるまで、多くの電力が必要な風を出し続けることになるので、当然、電気代は高くなります。

電気代が高くて悩んでいる方は、設定温度を見直してみて下さい。 エアコンの設定温度を1℃上げ下げするだけで、消費電力が抑えられます。

厚着や薄着をする、ほかの電力の少ない器具を併用するなど、ご自身が快適に過ごせるように工夫してみて下さい。

実はエアコンをこまめに消すのはNG!?

設定温度に合わせて室内温度を上げる、もしくは下げればエアコンの電力消費量が高くなります。

<最小消

しかし、設定温度に達したからと言って電源をオフにしてしまうと、室温はエアコンを点ける前に戻ってしまいます。

そうして何度もエアコンをつけたり消したりすると、その度に電力が消費され、結果的に電気代を上げてしまうことになります。

つまり、夕食の買い物などの数十分程の外出の時には、エアコンをつけっぱなしにした方が節電になるんです。

それでは、1時間エアコンをつけっぱなしにした時との差を見てみましょう。

冷房時の消費電力が最小135W、最大1,030Wのエアコンで、1時間あたりの電気代の差がどのくらいあるのか計算してみます。電気料金は1kWあたり31円とします。

費電力での1時間のエアコン使用にかかる電気代の例>
0.135kW×27円=4.185円

<最大消費電力での1時間のエアコン使用にかかる電気代の例>
1.03kW×27円=31.93円

消費電力の最小と最大では、1時間あたり実に約7.6倍もの電気料金の差が生まれています。

この計算はあくまでも目安です。実際に1時間のあいだで最小消費電力から最大消費電力へと振れ幅が常に生まれるわけではありません。

とはいえ、消費電力にはこれだけの差があることは覚えておいても損はありません。

エアコンの電気代を節約するコツ

  1. エアコンの自動運転モードを使う
  2. 自動運転モードは、エアコンが室温や外気温をセンサーで感知し、暖房、冷房、除湿といった運転モードの中から、最適なものを選択してくれる機能です。

    最新のモデルでは部屋にいる人の人数まで読み取り、最適な室温になるように運転してくれます。

    省エネにも配慮しているので、お手軽に省エネを実現したい場合は、自動運転モードに設定してみてください。

  3. エアコンの風量設定、風向き設定を調節にする
  4. 風量設定は、自動運転モードと同様に自動にしたほうが、設定室温と電気代に最適な設定にしてくれます。

    また、冷たい空気は下にたまりやすく、暖かい空気は上の方にたまるので、風向き設定で、夏ならば上、冬ならば下の方に向けて風を当ててみてください。

    室内の空気を循環させると、室内が適温になりやすくなります。

  5. エアコンをつけっぱなしにする
  6. エアコンは起動させてから室内を適温にするまでが最も消費電力が大きくなります。

    そのため、エアコンはこまめに消すより付けっぱなしにしたほうが省エネになります。

    室温が適温になったらスイッチをオフにするのではなく、自動運転にしてみましょう。

    エアコンによっては省エネモードで運転し続けてくれます。

    また、盛夏や厳冬期などは一度適温になってしまえば、つけっぱなしにしておくことで室内温度と設定温度の開きが少なく省エネになるので、長時間つけているほうがおすすめということもあります。

    長時間のつけっぱなしはどうしても無理、と思う方は夏ならば夜明け前、冬ならば気温が上がっている頃にスイッチを入れましょう。

    そうすれば、室温と設定温度の差がより小さくなり、消費電力も少なくて済みます。

  7. 窓に断熱シートを貼る
  8. 外気が室内に入り込まないようにしましょう。

    外からの空気が室内に入り込むと、室温は設定温度から遠ざかり、エアコンは常に稼働を続けることになります。

    現在の住宅は断熱性が高いですが、窓やドアは開閉部分なのでどうしても断熱効果は低くなります。

    より冷暖房を効かせたい場合は、空気の出入り口である窓に対策をすることが大切です。

    冬は窓に断熱シートを貼りましょう。断熱シートを貼ることで、暖かい空気が窓の隙間を通り、屋外へ逃げていくのを防ぎます。

    夏は遮光カーテンやすだれを利用 してみてください。直射日光を防ぐだけで、室内の気温の上昇を抑えることができます。

    断熱シートを貼る際、賃貸物件の場合は窓やその周りに傷や跡が残らないように簡単に剥がせるものを選びましょう。

  9. 室内機のフィルターをきれいにする
  10. エアコンには「熱交換器」という部品があります。エアコンは部屋の空気を取り込み、適温にした後、もう一度室内に放出します。

    空気を取り込む際は、ゴミやホコリも一緒に吸い込むため、フィルターがあるのですが、このフィルターにゴミやホコリがつくと、空気を適温にするために余計な電力がかかります。

    ですから、フィルターは2週間に一度を目安にこまめに掃除しましょう。

    また、熱交換器にもホコリがつきます。熱交換器そのものの清掃はエアコンクリーニング業者に依頼するとよいでしょう。

  11. 室外機の掃除、屋根をつける
  12. 室外機は外に置くことを前提に作られているので、ホコリや汚れにも強い設計になっています。

    しかし、ホコリやゴミがついていると運転に余計な電力がかかります。

    特に、しばらく使っていない場合は、運転前にホコリを払ってキレイにしましょう。

    今は室外機の掃除を請け負ってくれる業者もいます。

    また、室外機自体が熱くなると、運転に余計な電力がかかるので、夏はすだれを立てかけるなどして日陰を作り、温度を低く保つように心がけましょう。

  13. エアコンを買い替える
  14. 新しい物ほど省エネ効率が良い製品が多くなります。消費電力を調べて、買い替えることが可能ならば、ぜひ検討をしましょう。

    電気代を抑えるためには、省エネ基準達成率の高い製品を選ぶのがおすすめです。

  15. 電力会社を替える
  16. これまでエアコンの電気代の節約方法をお伝えしてきましたが、実際に節約できる金額には限界があります。

    どうしても電気代が気になる方は、電力会社の電気料金プランそのものを見直すこともポイントです。

    Japan電力は基本料がずっと0円で400kWhまで電気料金が変わりません。

    使えば使うほどお得な電力料金に乗り換えて、基準となる料金から見直してみませんか?

    電力料金が高騰している今だからこそ、乗り換えるチャンスです!